デザインの表現力やレイアウトに役立つ
デザイナーの資料集
アイデアやひらめきの参考になる様々なデザイン資料を紹介
デザイン生活25年以上、デザインに少しでも役立てられるように百貨店や量販店、公共施設など様々な場所を訪れて資料を集めています。これまで手にした多種多様なデザインの資料で印象深い作品を紹介します。
透明フィルムが表紙になったクリスマスケーキのパンフレット
12月のクリスマスシーズンには百貨店の店頭にクリスマスケーキのチラシやパンフレットが必ず置かれる。
有名店にもなるとパンフレットにも力を入れているのが伺え、非常にデザインの参考になるため、この時期には必ず訪れて持ち帰るようにしている。
ダイナミックな銀刷りエンボス加工のシンプルなリーフレット
どうやらシンプルでエンボス加工のデザインに惹かれる習性があるのか、ダイナミックなエンボス加工と銀刷り仕様のリーフレットの美しさを感じ、デザイン資料として保存している。
リーフレットの折りとしても一般的ではなく、非常に特徴的なリーフレット。
まるで板のような超厚紙に印刷加工された横長仕様の広告物
デザイン内容よりも真っ先に紙の分厚さと横長の広告スタイルが目に入り、その存在だけで他のチラシとは完全に差別化されていた。
オモテにある名前と作品のエンボス処理も邪魔にならず印象的で、デザインの資料になると思いファイリングしている。
ダイナミックな文字と象徴的な写真とのバランスが優れたチラシ
世界で最も有名で優れた報道写真家のロバート・キャパによる写真に負けないような、ジャンプ率の高い文字使いや象徴的な色など、インパクトと共に文字の組み方が非常に参考になる広告資料で、紙面全体からエネルギーが感じられるデザイン。
四つ折りの状態でもしっかりと情報が伝わるデザインのチラシ
チラシを4つ折りにしても、全体のイメージを損ねず情報がしっかりと伝わる広告。たとえポスティングや手配りで小さく折られても、その一部分を見ただけで何の広告であるか伝わることは非常に重要。その気づきやヒントを与えてくれた広告。
両面印刷したトレーシングペーパーの透かし表現を利用したチラシ
透ける素材であるトレーシングペーパーに、文字の太さや大きさ、色調などをいろいろ調整すると、両面に印刷された文字の濃淡で立体的な表現が可能になる。非常に実験的であり、素材の可能性を示すようなちらしを紹介します。
独立しても安定のデザイン構図とバランスを保つレイアウト
使う写真に対しての色使いやフォント選びは大切。余裕を持った要素の配置に気を配れば、窮屈感がなくなり、ゆったりと自由な感覚が生まれる。チラシを構成する要素が少ない時は、各々の要素が際立つのでレイアウトには気を遣う必要がある。