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はじめての方の仕事依頼はデザイン依頼フォームから。

デザインで最も大切なことは真剣に悩み考えて描き出すこと

デザインを始めた頃と現在では、デザインの方法や考え方は大きく変わりました。

それはただ知識や技術、経験が増えただけでなく、表面上の美しさやテクニックを追求することから、見えない消費者へ情報をどのように届けるかを考えるようになったことが大きいと思います。

IllustratorやPhotoshopなど、ソフトのテクニックは技術書を見れば学べますが、正しく情報を伝えるために必要な情報を集めて表現する技術は経験するしかありません。

ここでは、実際の制作依頼から印刷・納品まで各セクションにおける独自の方法や考え方を紹介します。 デザインをご自身でされてる方やこれからデザイナーとして起業される方などに少しでも役立てばと思います。

1.電話対応において依頼者の意図を理解する難しさを知る

電話対応において依頼者の意図を理解する難しさを知る

一般的にデザインの問い合わせは、電話やメール、お問合せフォームから始まります。

様々なタイプの依頼者が連絡してくるため、常に臨機応変な対応が必要です。

何度かデザイナーに依頼した経験がある人やご自身のビジネスに熱心な方は比較的すんなりと話は進みますが、特にはじめてデザインを依頼するほぼすべての人が、「チラシを作ってもらいたいのですが、どうすればいいでしょうか?」と唐突に難しい質問を投げつけてきます。

「どうすればいい」の正しい答えは未だに何なのかよくわかりませんが、私は以下のことを聞くようにしています。

  • どんな内容のチラシを作りたいのか?
  • 必要な情報、チラシの大まかなイメージはあるか?

まず依頼者にしてもらうことは、デザインに必要な情報を自ら収集してもらうことです。あくまでデザイナーは依頼者の代弁者であり、デザイナー自らがすべての内容を考えれば、それは虚構です

デザイナーの仕事はゼロから何かを生み出すのではなく、必要な情報からイメージを広げてデザインする仕事ですので、あらかじめ依頼者には情報を必ず用意してもらう必要があります。

たとえすべてを丸投げ状態で受注しても、上記の考え方は基本です。

そして、仕事中に連絡を受けると緊張のあまり返事に戸惑うことが多いため、事前に質問事項を用意しておくことも大切です。

誰もが読めるようにPDFファイルとしてWeb上に用意してもいいのですが、多くの人は読んでくれません。

ここでのポイントとしては、最初に受けた連絡ではデザインの具体的な内容は聞かず、依頼者が感じている不安や疑問を取り除き、最低限の内容把握に努めることです。

2.制作に必要なヒントがたくさん隠れている打ち合わせ

制作に必要なヒントがたくさん隠れている打ち合わせ

正式に受注すれば、デザインの内容を打ち合わせします。

遠方の依頼者や打ち合わせの必要がない簡単な依頼であれば、必要な資料やデータをメールで送ってもらいメールや電話で進めます。

アイデアやイメージは依頼者と直接会って話すことで生まれやすくなりますので、会って話すことは大切です。

その際「打ち合わせシート」や「ICレコーダー」は必須アイテムです。

私は独立間もない頃、打ち合わせした内容を簡単なメモ帳に走り書きして済ませていましたが、後日メモを見て不明瞭な箇所を電話でもう一度確認することがあり、それ以降ICレコーダーを導入しました。

ICレコーダーは聞き逃しを解消し、言った言わないという伝達のトラブルを防ぐ効果がありとても便利です。

注意点は、後日聞ける安心感から打ち合わせが散漫にならないように、あくまで補助的な役割と考えるべきです。

もう一つ大切な必須アイテムに打ち合わせシートがあります。

打ち合わせの場では特に緊張したり時間にも制限があるため、自分でオリジナルの打ち合わせシートを作成して持参することをおすすめします。

3.集めた情報を書き出して分類・咀嚼する作業は最重要項目

集めた情報を書き出して分類・咀嚼する作業は最重要項目

打ち合わせをしたらすぐにでもデザインの作業を始めたいと思いがちですが、まずは打ち合わせの内容や資料の情報を書き出して分類し、自分なりに頭の中で咀嚼して紙の上にアイデアとして描き出すことが大切です。

この、情報をひとつにまとめ上げてデザインの方向性を決める咀嚼作業は、作業の中で最も大切な時間です。

それでは何故、咀嚼作業が大切なのでしょうか?

打ち合わせの情報を整理しないでぼんやりしたイメージのままパソコンで作業を始めると、方向性がはっきりしていないため内容やデザインに一貫性がなくなり、作業自体がすぐ破綻してしまいます。

一方、事前に時間を掛けて情報をしっかりと把握しておくことで、かなり作業効率は高まります。

特に時間がない案件の場合、焦ってパソコンで作業を始めることもありますが、無駄な動きが多くなり、結局時間だけがかかったことを覚えています。

広告物にとって大切なことは、ターゲット層に対して情報を正しく伝えることです。

単純に情報を並べるだけの作業にならないためにも、いきなりパソコンに向かわず紙の上に書き出して方向性をつけることが大切なのです。

4.最後はデザインの見え方や修正の徹底した確認作業

最後はデザインの見え方や修正の徹底した確認作業

時間をかけて情報をまとめ紙の上に描き出すことで、デザイン作業のほぼ8割はすでに完了しています。

作業上で細かい微調整はその都度必要ですが、大枠のイメージや方向性は完成しているため、後は頭の中にあるそのイメージをパソコン上で具現化するだけです。

パソコンソフトの性能は格段に向上して様々な凝った表現なども可能ですが、ターゲットの消費者に伝わるデザインでなければ意味がないため、必ず小手先のテクニックに頼らず事前にまとめたイメージに即した表現が必要です。

画面とプリントアウトでは見え方が変わるので、デザインの作業が終われば必ずインクジェットやレーザープリンターで出力し、確認・微調整を繰り返します。

そして時間に余裕があれば、デザインを1日放置することで見え方が変わる可能性があります。

その昔、朝と夜または家と会社では見え方が変わるからと教わりましたが、様々な状況やタイミングで確認すると新たな発見があるかもしれません。

初稿で依頼者にデザインを提出すれば、校了するまで訂正作業の繰り返しです。

訂正作業で注意すべきことは、指摘された修正箇所を直すことでその他の要素に影響が出ていないかどうか確認することです。

文字や画像を追加した場合、その修正でズレや文字送りがおかしくなっていないか見ておく必要があります。

また、コピペしたまま文字の内容を修正せずそのままにしてしまう間違いも多いため注意が必要です。

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