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How-to

デザインの作り方

実務におけるデザインの作り方と捉え方

デザインは、特定のターゲットに情報を正しく届ける目的や役割があり、いかにして目の前にある情報を咀嚼して整理し、表現するのか考えるという作業であり、単純にパソコンを操作して情報を画面上に並べ、見た目を美しく整える作業のことではありません。
ここで紹介するのは、デザインを作る方法やパソコンの扱い方など、単純な方法論や技術論ではなく、デザインの実務経験20年以上のデザイナーがこれまでに培った、実務における自己流のデザインとの向き合い方や目的意識の持ち方、考え方です。

お問い合わせ編
初めてデザインを依頼する人の不安や疑問を取り除くこと

最初の連絡で依頼者が知りたいのは金額やデザインの流れではない

通常、仕事の依頼やお問い合わせはフォームやメール、電話からはじまります。
依頼者から受ける最初の連絡からは、良くも悪しくも多くのことを学べます。
依頼者が最初の連絡で知りたいことは、料金や工期、作業の流れなどを想像しがちですが、どうやらそうでもなさそうです。

初めてデザインを依頼する人の不安や疑問を取り除くこと

人生で初めてデザインを依頼する95%以上の人が発する第一声は、「デザインを作ってもらいたいのですが、どうすればいいでしょうか?というのがほとんどです。
当初はこの「どうすればいい」という表現が何を知りたいのか理解できず、ずいぶんと悩みました。
今でも明確には理解できていませんが、ご注文前に確認してほしい3つのことにも書きましたが、
1.デザイン料金やデザイン参考例を確認してもらい、他社とも比較してもらう。
2.デザインをする目的や最終的な目標を明確にしてもらい、書き出してもらう。
3.デザインの作業で必要な情報を事前に揃えてもらう
ことだと考えています。
特に、何のためにデザインが必要で、結果的にどのようになりたいのか考えず連絡する人が多いので、すぐに打ち合わせをしてもムダな時間を過ごすことになるため、それまでに上記3つを準備してもらうようにしています。

依頼者から最初に受けた連絡で大切なことは、依頼者が感じている不安や疑問をできるだけ取り除くために、まず何をするべきかを明確に説明し、安心してもらうことから始めましょう。

打ち合わせ編
打ち合わせは制作に必要なヒントがたくさん隠れている

打ち合わせシートとICレコーダーで、言葉に隠されたヒントを感じる

正式に仕事を受注すれば、直接対面して詳細の打ち合わせをします。
簡単な内容や遠方であれば、メールで必要な資料やデータを送ってもらい、その後はメールと電話で進めます。
通常は、打ち合わせ場所まで出向き、周辺環境や人となりなど細かなニュアンスを採り入れるため、直接対面することを大切にしています。

打ち合わせは制作に必要なヒントがたくさん隠れている

打ち合わせには「ICレコーダー」や独自の「打ち合わせシート」は必須アイテムであり、特にICレコーダーは聞き逃し解消や内容伝達のトラブルを防ぐ効果があるため、できるだけ用意すべきです。
独立したばかりの頃は、簡易的なメモ用紙などに打ち合わせ内容を走り書きしていましたが、不明点が多く見つかり再度電話で聞き直すことが増えたため、ICレコーダーの導入を決めました。
しかし、ICレコーダーは補助的に利用すべきであり、あくまでも打ち合わせに集中することが大切です。
そして、はじめての打ち合わせでは特に緊張しますので、独自の打ち合わせシートを用意し、必ず聞くべき項目をまとめておくことで聞き漏らしをなくすことができます。

デザインの構築には、人やモノ、周辺の環境、人柄など様々なものから得た情報を採り入れるため、打ち合わせ当日は時間を作り、前もって周辺を散策するなど「感じ取る」ことが重要です。

事前準備編
集めた情報を分解・咀嚼・吐出す作業はデザイン全体の80%

的確に情報を届けるため、まずは情報をバラしてから組み立て直す作業が重要

打ち合わせで手にした情報を使い、PC上ですぐにでも作業を始めたいところですが、まずは打ち合わせの内容や資料の情報などをバラバラに分解し、新たに必要な情報を追加するなどボリュームアップを図り、それら情報を十分に咀嚼してから優先順位を付けて吐き出し、デザインの骨格であるアウトラインを決めます。

集めた情報を分解・咀嚼・吐出す作業はデザイン全体の80%

デザインの作業で最も重要となる時間は、集めた情報を一度分解してボリュームを付け、それを咀嚼して吐き出し、手描きのサムネイルに起こすアナログ的な作業に十分な時間を費やすことで、この作業で方向性を決めます。
例えば、この作業をせず勢いだけで続けても、時間がかかるだけでなく、強弱のない情報となり平面的で分かりづらいデザインになります。

「デザイン」という情報を伝える行為の根幹は考えることにあり、的確に届ける事を考えるための「分解・咀嚼・吐出し作業」にこそ最も時間を使い、一生懸命にその方法をひねり出す作業こそ大切であると感じます。

デザイン作業編
残り20%で一気にデザインの完成を目指す

デザイン全体の骨組みを考える作業から、デザインに彩りを与えて肉付けする作業へ

これまでは、点在した情報を集めてカテゴリーに分け、優先順位をつけてサムネイルとして描き出す、いわば基礎となるモノクロ状態の骨組みを作る作業でした。
この段階で全体の80%程度の作業は既に完了している状態で、残り20%でモノクロのイメージに色付けし、骨組みに肉付けする作業をパソコン上で行います。

残り20%で一気にデザインの完成を目指す

練りに練って描き出したサムネイルの内容がそのまま画面上で再現できるのは稀で、パソコンで作業中により良いアイデアやレイアウトの方法を見つければ、臨機応変に変更する対応力が必要です。
これまでの経験上、最初に思いついたデザインが最良のデザインで、何度も修正を重ねるたびにクオリティは落ちていくため、ひらめきは大切です。

デザインソフトの機能性向上に伴い、非常にシンプルな表現から凝ったデザインまで何でもできますが、単純に美しさだけを求めず、内容に沿った美しさが必要です。

ラフ案提出編
デザインは一日寝かすことで違う表情を見せる

勇み足にならぬよう、画面と出力、当日と次日の感じ方や見え方を観察する

デザイン作業の途中や終了時には必ずインクジェットやレーザープリンターで出力し、レイアウトなどを確認・微調整します。
通常のレイアウト確認はインクジェットなど簡易的なプリンターを使い、特に食べ物や人物を扱うデザインでは、しっかりと色調整されている出力センターのレーザープリンターなどを利用して色の確認をしましょう。

デザインは一日寝かすことで違う表情を見せる

ラフ案を提出する場合、十分に時間がない場合を除き 提出まで最低1日は時間をとるようにします。
十分に練られた内容のデザインでも、レイアウトや色のバランスが当初のイメージと違っていたり、思わぬミスをしていたり、作った直後と翌日では感じ方や見え方が異なるからです。
不動産選びと同じように、事務所と家、昼と夜、屋外と屋内など、時間や場所により違った印象を受ける場合があるため、複雑な案件ほど時間に余裕を持ち、何度もしっかりと見直すようにします。
矢継ぎ早に進めたがゆえに、後日仕上がりを見て違和感を感じたことが何度もあるため、出力して確認する作業は非常に重要です。

結論

デザインは準備作業の段階でしっかりと考えることが重要

中には、見た目の美しさだけを評価の対象とする依頼者もいますが、デザイナーにとって大切なことは、美しさを追い求めることやソフトを使いこなす技術ではなく「考える」という作業であり、目的のターゲットへ的確に情報を届けることです。
そして、デザインは常に結果を求められるため、たとえ一生懸命に取り組んで依頼者が納得したデザインでも反響や影響力が乏しければそのデザインは失敗です。
そのためにも、ヒアリングで様々な情報を感じ取り、結果につながるデザインにするために準備作業でしっかりと時間を使い「考える」ことが重要です。

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