Opinion

デザイナーの参考資料室

安定した構図と相応しいフォントで構成されたチラシ

安定した構図と相応しいフォントで構成されたチラシ

安定した構図と相応しいフォントで構成されたチラシ

■TITLE→ The Energy Open Center店舗紹介チラシ 
■SIZE→ 257×364mm,B4(二つ折り)

広告を手に取った理由:美しいメイン写真とフォントの扱い方

広告で参考になったデザイン要素:構成要素の少ないデザインは見せ方に注意する

■この広告を見て感じたこと

デザインの大切な要素の一つに「安定感」がある。
全体的な構成要素を考える中で、メインの写真を選んだ際のフォント選びや文字の組み方、配色など、様々要素において統一感が損なわれないように注意することが大切である。

このヨガに関するチラシは、メインで扱われている写真が非常に象徴的であり、何の情報であるのか知ることができる。
また、タイトルや本文もセリフ体を中心に使用し、色も淡いライトパープルにすることで若々しく女性的な印象が感じ取れる。

全体がA3縦の構成ではあるが、A4に二つ折りして文字と写真それぞれ独立させても情報が分断したり著しく見栄えが悪くなることが一切なく、両方ともに美しい状態が保てている。

そして、安定感の他に大切な要素は「白場」を確保することにある。
紙面の中に十分なアキを作ることは文章中の句読点と同じで、情報のまとまりを示したり読み手のガス抜きの役割があり、窮屈さを取り除くための大切な要素である。
より多くの情報を紙面の中に取り入れたい気持ちは理解できるが、デザインは発信者ではなく消費者の受け取り方を重視する必要があるため、混乱を招かないためにも余裕のあるデザインが必要である。

デザインをする際に常に頭の片隅に置く必要があるのは、広告が独り歩きした際の扱われ方である。
例えばポスティングや手配りで二つ折りにされても一見して情報の一片でも理解できる構成でなければ詳細を確認して貰える確率は低くなるため、漫然と情報を掲載せず多角的に物事を考えなければいけない。

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