■資料名→ ロバート・キャパ写真展のチラシ
■サイズ→ 128×182mm,B6
広告を手に取った理由:ジャンプ率の高い文字と組み方の面白さ
広告で参考になったデザイン要素:文字と写真のバランスとその組み方
■広告の特徴と学んだことは?
世界で最も有名で優れた報道写真家であるロバート・キャパの写真展を案内するB6版のチラシです。表面には高いジャンプ率の英文字を中心に、写真展の概要がファインダーを覗く写真とともに構成されています。
ロバート・キャパの英文字をロゴのように組み上げて、その他の空間を利用して写真展の詳細文章や写真などをバランスよく配置しています。使用する色数も少なく全体的にしまった印象を感じさせています。
バランスの良い構成や美しいデザインに特に決まった型があるわけではありません。見る人の心がザワつかず、違和感を感じさせずに落ち着いて見てもらうことが条件だと思います。
断ち切れるほど大きな文字にすることで、枠にとらわれず自由で迫力ある内容であることを感じさせます。これは力強さを表現する時に利用する表現手法ですが、セリフ系の欧文書体を使っているため力強さだけでなく繊細さも感じます。
文字の組み方やバランスの良い写真の配置方法、文字と写真の組み合わせ方などは非常にセンスが伴い難易度も高く簡単に真似できるものではありませんが、文字の組み方を中心に広告を観察してみるのも面白いと思います。