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デザイナーブログ

デザインはお金を払ってまでデザイナーへ依頼すべきか?

今や、誰でもパソコンぐらいは使え、パソコンを触れれば皆デザイナーと揶揄される時代。ネット上で無料素材やテンプレートを探して手に入れれば、簡単な書類やチラシのデザインなら容易にできる。しかし、ここぞ!という場面や内容が複雑で作ることが難しいなら、時間やコストを考えればデザイナーへ依頼するほうが賢明。では、実際どんな場合にデザインをデザイナーへ依頼するべきなのでしょうか?

「自分でできることは自分で」が基本

文章作成ソフトや表計算ソフトを日常業務で扱う企業が増え、操作できることが当然とされる。現在では、ほぼ9割以上の企業がパソコンを導入し、社員自ら社内の資料や営業ツールを作成している。また、無料ソフトやデザインテンプレート、イラスト、写真など、様々な素材がネット上に無料で用意されている。それらの素材を組み合わせれば、簡単にデザインを作ることができ、印刷もネットプリントでワンストップでできる。
ひと昔前とは違い、誰でも簡単に印刷物を作ることができるため、公式な場面で使用する印刷物だけデザイナーへ依頼する会社は多い。

費用を掛ける場所をケチると反応や効果に影響が出る

多くの人は、印刷物のコストをできるだけ抑えたいと考えるでしょう。しかし、安さを追求するあまり消費者にデザインの意図がうまく伝わらず、思ったほどの効果が得られないことが多々ある。
デザインは文字や写真の要素だけでなく、印刷用紙の種類や質感も含め、表現全体をデザインと呼ぶ。だから、どのような内容のデザインでも常に同じように格安の用紙を選ぶべきではない。例えば、
食べ物や人物は発色を重視した光沢のある用紙を選ぶ。
不動産のように建物の質感やシックなイメージを表現するなら、多少インクが沈み込む用紙を選ぶなど。
費用を掛ける部分までケチることで、思わぬ機会損失や印象を悪くする可能性がある。

しっかり情報を届ける必要性があればデザイナーへ依頼する

デザイナーは依頼者ができないことを手伝う役割である。社内で使う簡単な資料は社員が作成し、大切な場面に使用する印刷物はデザイナーの手を借りる、などメリハリが大切である。
デザインは、掲載すべき内容を適当に紙面上に並べる作業ではない。特定のターゲットに情報を的確に届ける作業がデザインである。重要な場面だと感じれば、お金を支払ってでもデザインをデザイナーに依頼すべきである。

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