デザイナーでも知っておいて損はないライティングの基本から応用
Webサイト内のデザイナーズブログの他にも個人的にブログで記事を書いたりする関係もあり、タイトルの付け方や文章の書き方のコツなどを学ぶための本が欲しいと思い購入した。
最近では印刷物のデザインにもWebの要素や表現を多く採り入れたデザインが増えてきたため、デザインにおける文章表現やコツの勉強にもなるかも知れないと考えた。
内容は極力小難しくなく一気に読み進められるような書籍で、すぐにテクニックを使えれば理想的である。
本書は全体的に文字が読みやすい大きさでマージンや行間も十分に取られ、片側ページに大きく見出しを表示してその反対側に解説が書かれている構成が基本となっている。
Webで重要なタイトルの付け方や文字の選び方など、ブログ記事を読者に読んでもらうための簡単な実践テクニックが60個紹介されているが、文章の書き方など基本的なテクニックは専門書籍でしっかりと学んだほうがいい。
あくまでも、キーワード検索で引っかかるためのタイトル作りと文章構成の重要テクニックであり、文章そのものの良し悪しとは別問題だと考えたほうがいい。
本書の内容はブログに特化されたテクニックのため応用が難しいかも知れない。
しかし、WebやSNSを中心に情報を集める時代になり多くの人がそのタイトルや体裁に見慣れているため、人を惹きつけるためにはネットの要素を無視することはできないだろう。
知り得て良かった点としては「サンドウィッチ法」という考え方。
文章を構成するための基本的な考え方で、文章を書いたり考えたりする初心者にとってはわかりやすく、非常に書きやすい方法で知っていて損はないと感じた。
今回紹介した「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」はデザインに直結する内容ではないものの、ブログを始めたばかりの人はもちろん、テクニックのストックを増やしたい人、ひとりでも多くの人に文章を読んえもらいたい人など、情報の考え方のヒントになるだろう。
また、デザイン関係に従事する人でも知っておいて損はない内容である。