Opinion

デザイン資料集

折り紙で作るカラクリ要素を使ったリーフレット

折り紙で作るカラクリ要素を使ったリーフレット

■資料名→ 身の回りのアレルゲン紹介 
■サイズ→ 120×120mm(変形)

広告を手に取った理由:昔見たことがあるカラクリの折り方が懐かしい

広告で参考になったデザイン要素:展開に応じて内容を構成する難しさと楽しさ

■広告の特徴と学んだことは?

紙を折り返すことで次々と内容が変化する仕組みは、おそらく小学生の頃に折り紙で作ったことがあるかもしれない。
広告のテーマである「アレルゲン」について、食品や植物などのアレルゲンを紹介している。専門性が高く内容が退屈になりがちだが、イラストを用いることで興味を持たせ、紙を折り返すことで次々と内容が変化する楽しさも加わり、情報が伝わりやすくなっている。折り返し回数は合計4回で、ちょうど起承転結で完結できる仕組みになっているのも小気味が良い。

広げるたびに情報が変化したり最後まで開けば一つの情報になるなど、紙を折ることで情報の流れや展開が生まれ、楽しく学ぶことができる。折り返すことで情報が変化するこの手法は、つい触れてみたくなる人間の潜在的な心理を刺激する。上手く利用できれば優れた広告になるが、掲載情報やストーリーを事前に考える必要があるため、通常より制作に時間が必要となり構成なども難しい。
使えるシーンは限られるが、特に子供たちは喜びそうな仕組みなので、幼児教育や楽しく学ぶための教材のモチーフとして取り入れれば面白いかもしれない。

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