Opinion

デザイン資料集


今にも音楽が聞こえてきそうな躍動感のある音楽イベントのチラシ

今にも音楽が聞こえてきそうな躍動感のある音楽イベントのチラシ

今にも音楽が聞こえてきそうな躍動感のある音楽イベントのチラシ

音楽イベントの迫力と躍動感が伝わる切り抜き写真のコラージュとフォント選び

広告を手に取った理由:音楽イベントの迫力や楽しさが全面から感じられる

広告で参考になったデザイン要素:音楽系イベントでのフォント選びや写真の扱い方

■広告の特徴と学んだことは?

毎年行われている音楽イベントの関連企画として、二組のアーティストによるツーマンライブが開催されるという告知チラシ。

音楽が持つ躍動感や迫力、インパクトを感じたのがこのチラシを見た第一印象だった。

それを感じさせたのは、迫力ある写真の扱い方や音楽のテーマ性が伝わるようなフォントの選び方だろうと思う。

真剣に演奏するアーティストの写真をそれぞれ切り抜き表現でコラージュさせている表面のメインビジュアルは非常に目を引く表現である。

単純に写真を並べるのではなく、それぞれの写真に強弱をつけながら音楽の迫力が伝わるようにレイアウトされ、背景の楽譜やその他のモチーフも楽器の音色が溢れ出るような印象で、写真の躍動感を増幅させている。

また、深いパープルとグリーンの2色を基調として無駄に多くの色を使うことなく、切り抜き写真にもグラデーションを採り入れるなど、楽曲そのものの印象が色でもイメージできる感覚がある。

裏面は安定感のあるシンメトリックな表現を用いて、二組のアーティストを紹介している。
表面同様に無駄な配色をなくし、カラーではなく写真をモノクロ仕様にすることで、全体的な統一感を与えながら写真と文字情報を同レベルで捉えられ、視線の動きがそれぞれの情報に集中しやすく目にも優しい。

音楽イベントのデザインでは、その内容やイメージが伝わるようなフォントを選ぶことが大切な要素のひとつ。

音楽のジャンルもロックやジャズ、クラシック、レゲエなど幅が広く、それぞれの印象や雰囲気もまったく異なるため、間違えたフォント選びをするとイメージが十分伝わらない可能性もあるため慎重に選ぶ必要がある。

そして、写真の扱い方ひとつで迫力や躍動感に大きな違いが出ることを学んだため、今後は様々なシーンに応じた適切な表現方法のレパートリーを増やす努力が必要であると感じた。

■資料名→ 新開地ミュージックストリート関連企画 -The Great Journey 
■サイズ→ A4

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