Opinion

■この広告を見て感じたこと

オリエンタルホテルと言えば、神戸を代表する高級ホテルの1つでもあり、そのホテル内にある店舗もまた同様に、落ち着いた雰囲気で格式と定評がある。
ホテルは高級ブランド店などが建ち並ぶ旧居留地にあり、観光地としても大変賑わいを見せる場所である。

リーフレットに掲載されている各店舗の写真は色調がすべて統一されており、非常に落ち着いた雰囲気で上質な空間であることが伺える。
すべての店舗に対して同等に扱うことで、優劣なくすべての店舗が等しく優れていることが感じられる。

リーフレットに使用されている紙質は、マット調で手触りもよく、程よいザラつきが感じられるが、印刷の際に多少インクが沈み込むようなイメージのある印刷用紙を使用している。
印刷用紙として最も使われるコート紙ではこの高級感は一切出せず、やはり適材適所、内容に応じデザインだけでなく印刷用紙までもこだわる必要があることを教えてくれている。

コントラストと印象が強い深い色の写真を印刷する場合、雰囲気を壊さず最大限その魅力を引き出すためには、やはりマット系の優れた印刷用紙を使うことが良い結果につながることがわかる。

印刷に使用する用紙ひとつでもデザインのイメージは大きくかわるため、本来はデザインの内容によって印刷する用紙の種類も選ぶことが大切である。