Works

作品集

ショッピングモールの電飾看板
ショッピングモールの電飾看板

地域の特性や環境をデザインに取り入れたショッピングモールの電飾看板

デザインの概要と考え方

ショッピングモールの壁面を飾る電飾看板、デザインのテーマは「人々が集う場所」。
多種多様な人々や文化が集中する神戸の人工島「六甲アイランド」。島内には公共施設をはじめ、ホテルやアミューズメント、各種学校施設など多くの施設が点在しています。幼児期からの英語教育も盛んで、インターナショナルスクールなどもあり、国際色豊かな場所でもあります。
島のほぼ中央に位置するショッピングモール「MARKET SCENE」は、銀行や郵便局、診療所まで入る六甲アイランドを代表する施設。建物東側の壁面には電飾看板があり、長年放置されて使われなかったものの、今回新たなデザインで使い始めることに。

電飾看板のサイズは4,200mm×800mmの横長で、近くで見ると結構な大きさ。電飾看板は施設のシンボル的な存在でもあり、施設だけではなく島内全体を意識したデザインにしようと考えました。
六甲アイランドは国際色が豊かという他に自然も多く、休日には多くの家族連れや島外から多くの人が訪れる「人が集う」場所。様々な施設がある中でも、居・食・住に関する施設は駅周辺に多いため、MARKET SCENE周辺にも多くの人が集います。これらの内容をヒントに電飾看板のデザインを始めました。

多様性の表現をカラフルな色使いの施設名で表し、近くを流れる川や海、自然なども入れながら、色々な目的で訪れ楽しむ人々が自然とみんな集まってくる場所、を表現しています。
また、施設名の英文字を川の中に設置したモニュメントに見立て、下部を少しだけ水に浸すなど細かな加工も施しています。しかし、デザインの主旨としては、様々な人が今後もたくさん集まるような場所であってほしい、という願いを込めて看板を作成しました。

◎依頼された経緯や目的は? ショッピングモール壁面に設置された電飾看板が長年使用されないままの状態。ショッピングモールや周辺の環境、多種多様な人種や文化などをデザインのテーマに、新たな看板の依頼を受けました。

◎最もこだわったポイントとは? 六甲アイランドという土地柄、国際色豊かで様々な国の人が集う場所。たくさんの人が集まってにぎわう場所をカラフルな色合いと人のイラストでデザインしました。

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