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デザイン例

中古マンションのリノベーションチラシ
中古マンションのリノベーションチラシ

斬新な内装と美しい眺望を打ち出した中古マンションのリノベーションチラシ

デザインの内容とその考え方

バブル期に竣工された賃貸マンションの稼働率を回復するため、リノベーションと同時にチラシをデザインしました。
室内のリノベーションにはプロのインテリアコーディネーターを迎い入れ、プロのカメラマンにより撮影された室内写真などを使い、チラシを作成しました。
リノベーションされた室内の美しさを伝えるためには余計な言葉はいらず、チラシ一面に室内写真を広げて文章を少し付け加えるだけでその素晴らしさが伝わるだろうと考えました。
マンションにおける魅力のひとつでもある各居室から眺める美しい夜景写真を裏面に使い、充実した設備や居室の魅力・特長とともに掲載しています。

リノベーション作業中に何度も打ち合わせでこの賃貸マンションを訪れ、そのたびに数多くの魅力や特長に気づきました。
各居室からの眺めは当時「日本のマンハッタン」などと称され、夏には淀川花火大会を眼前にした特等席で観覧できる特別感、年代を感じさせる低い天井や頑丈で太い窓枠なども今では斬新で居心地もよく一体感を感じるなど、なぜこれほど魅力ある物件が放置され続けてきたのか不思議に感じたほどでした。

不動産のチラシには、駅近や生活至便など消費者にとって興味を引く特徴を謳い文句にしますが、概して物件自体に魅力が少ないほど周辺環境や最寄り駅を主な特徴にしがちです。
間取りや設備・仕様などで大きな差別化が難しいことは事実ですが、入居者が購入するのは物件そのものであり、良い周辺環境や駅近などの条件は副産物としての付加価値で、たとえ充実した周辺環境や最寄り駅まで3分という近さでも、毎日寝起きする居住環境に魅力がなければ購入につながりにくいような気がします。
不動産購入の基準は人それぞれですが、チラシを作成するときはできるだけ物件に関する魅力を探して伝えるようにしています。

バブル期の流行りに合わせてリゾート型の賃貸マンションを建設し、その後は時代遅れでバブルの遺産として放置され続けたこのマンションですが、実は非常に多くの魅力が備わった中古マンションで、これまで稼働率が悪かったのはそれらの魅力に気づかず諦めたことが原因だったのではないかと思います。
結果的に、リノベーション後における賃貸マンションの稼働率は最高で98%まで回復し、その後管理会社が変更されるまで順調な稼働率は続きました。
これは、稼働率を回復するという最大のミッションに対して、直接の担当者をはじめインテリアコーディネーター、カメラマン、デザイナーが目標に向かって一体となって結束した結果であると感じています。

◎デザインを依頼された経緯とその目的 バブル期に高級賃貸マンションとして竣工した物件が古くなり、近年の稼働率低迷にテコ入れするため、室内リノベーションと同時にチラシやパンフレットを作成する依頼を受けました。
モデルルームや内覧会への集客を目的に、近隣の不動産仲介店舗などへチラシを設置しました。

◎デザインするときにこだわった点 リノベーション後の重厚な色調の室内写真や、淀川花火大会を間近で眺められる室内からの夜景写真など、プロのカメラマンが撮影した写真の美しさが十分伝わるように、掲載写真をできる限り大きく扱い、目で見て物件の良さを感じてもらおうと思いました。

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