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作品集

海外向け賃貸マンションの冊子
海外向け賃貸マンションの冊子

海外の印刷物を思わせる色使いのマンション英語版二つ折りパンフレット

デザインの概要と考え方

外国人向け賃貸マンションの英語版パンフレット。目指したのは「海外雑誌風」
関西の高級住宅地といえば芦屋や西宮が有名です。それは、日本以外の富裕層からも知られるところですが、それ以外にも、少し西側に位置する神戸・三宮でも、交通や生活至便で充実の暮らしができるのです。海外から訪れる富裕層や、すでに日本に住む外国人に知ってもらうため、外国語版のパンフレットを作りました。
数日間だけ滞在する観光とは違い、半年から数年ほど定住するなら、日常の暮らしやすさを考える必要があります。マンションの住みやすさ、交通面や生活面だけでなく、コミュニティや宗教施設の充実まで幅広く網羅した内容が必要となります。

日本人をまったく対象としていないため、勝手に思い描く海外風の冊子をイメージしたデザインを考えました。写真はコントラストを高め、タイトル文字はスクリプト系のフォントをダイナミックに使用しました。生活に必要な公的機関やコミュニティ、教会など主な6項目の情報を紹介し、生活への安心感を与えています。
物件サービスや交通アクセス、周辺環境以外にも、神戸を中心とする周辺都市の案内をすることで、観光の拠点であることも謳っています。パンフレットの完成後は、市役所をはじめ教会やインターナショナルスクールなど、外国人が訪れる場所を中心に置かれます。

今回、高級賃貸物件に入居するような海外富裕層の趣向がどうしてもつかめず、担当者へ日本人が持つこだわりと何が違うのかを聞いてみました。すると、天井やシンクの高さなどを問題に感じること以外は同じで、むしろ教会や外国人コミュニティ、インターナショナルスクールなど、文化や宗教的なことを重視するようです。
今後、日本を訪れる外国人の数は増えてきます。海外向けの物件を紹介する広告は、サービスや暮らしやすさの他に、外国人特有の文化的な面にも優れている点をデザインでアピールする必要がありそうです。

◎依頼された経緯や目的は? 住まいやセカンドハウスを探している関西圏に住む外国人富裕層を対象に、入居募集用の二つ折りパンフレットを作成しました。

◎最もこだわったポイントとは? 写真全体のコントラストを高くしてフォントのジャンプ率を上げるなど、海外によくある雑誌を意識したテイストでデザインしました。

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