Works
デザイン例
同業他社との教室選びで負けないように細かな特徴を記した英会話教室のチラシ
デザインの内容とその考え方
学生の参加を中心としたサマースクールと英会話教室の生徒募集に関する両A面のチラシをデザインしました。
コーポレートカラーを中心に、ビジュアルにこだわりすぎず、サマースクールや英会話教室について、他の教室と比較されても負けないように、しっかりとした情報を掲載しました。
一般的によく見る英会話教室のチラシは、生徒募集をテーマにして簡単な教室紹介をしたり、教室に通うメリットだけを打ち出すような、ウリの内容が強いチラシです。
メリットを打ち出すことは常套手段ですが、運営者と消費者では感じるメリットが違うため、例えば「駅近の教室」でも通いやすさに重点を置かない消費者には響きません。
英会話教室が感じている特徴が消費者の求めている要件に当てはまるのか、まずは検討が必要です。
最近では主にWebサイトで情報を確認しますが、複数ページで構成されるWebサイトは、リンク先が多ければ大切な情報を見落とす可能性もあり、誰もが閲覧できる環境にあるとは限りません。
特に英会話教室は周辺地域での集客が望ましいため、比較検討に必要な情報が体系的にまとめられたチラシの存在は大きいと感じています。
そして、たとえ情報が独り歩きした場合でも、情報の不足や誤解が生じない情報量が必要です。
最終的に、最も大切なことはチラシのデザインやその情報力などではなく、英会話教室のカリキュラムや運営スタイルです。
チラシの役割はそれら情報を消費者へ届け、少しでも興味を持ってもらい行動してもらうことです。
英会話教室は習い事の中でも人気が高く、本気の消費者は情報をしっかり比較検討して決めることを考えれば、消費者が英会話教室に通うことで得られるメリットが何かをしっかりと考え、他の教室に引けを取らない比較検討材料をチラシに掲載する必要があると感じました。
◎デザインを依頼された経緯とその目的
英会話教室に新たな集客の必要性があるものの広告物の依頼経験は少なく、生徒募集のためにはどのような情報をチラシに掲載すべきなのか?という相談から始まりました。
教室全体の生徒募集はもとより、主に学生が中心に参加するサマースクールへの募集もしたいという希望に応えるため、両面にそれぞれの情報を掲載して生徒募集をすることになりました。
◎デザインするときにこだわった点
真剣に習い事を選ぶ人は、必ず周辺にある同業他社のチラシやWEBサイトを確認して比較検討してから決めます。
チラシは紙面サイズが限られるため、情報が独り歩きした場合に不足や誤解が生じないように、比較検討できる詳しい情報を掲載し、同業者に引けを取らないことが大切です。
英会話教室とサマースクールの特徴など、できる限り多くの情報を掲載して読み応えがあり、教室選びに十分役立つ情報量を確保するように努めました。

