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デザイナーの理想と現実

依頼者や担当者が「仲介者」の立場であれば要注意

デザインを仲介するだけの人物は要注意

仕事の依頼内容を理解する直接の担当者とは違い、担当者とデザイナーの間を取り持つだけの仲介役が存在する場合、慎重に仕事を進めなければ大怪我をしかねない。
これまで大小問わずトラブルに巻き込まれてきたが、その多くは同じ共通点が存在する事に気づいた。

それは、仕事の依頼者以外に本来の依頼者が存在し、打ち合わせした人間が実は仕事の仲介役という立場というもの。

仕事の仲介役でも主体性を持ち技術的知識などに明るくあるべき

現在ほぼすべての仕事は代理店や仲介者を介さず、依頼者本人から直接請けている。
打ち合わせは依頼者やその関係者など、直接携わる担当者と行うため情報に一貫性があり、ほぼ食い違いなどは起こらない。
しかし、ごくまれに「フタを開けてみれば仲介者だった」ということがある。

では、ここで言う仲介者とはどのような立場の人で、何が問題なのかを考えてみたい。

簡単に言えば多くの商材を扱う代理店のような存在で、様々な仕事を動かしていたり、日常的には別の仕事をしているような人もいる。
その多くはデザインやその周辺の知識に疎いため、依頼内容が不明瞭であったり依頼者とのやり取りに支障が出るなど何かとトラブルの原因につながる。
仕事を仲介する立場であっても、あくまで個々の仕事に対する責任や詳しい知識などが備わっている事は大前提である。

まさに伝言ゲームにならないよう担当者は一人でも触れているとおり、依頼者からデザイナーまでに数多くの担当者が存在すれば情報のブレが生じることが多くなり、本来の意図とは違う内容のデザインになりかねない。


最も問題になるのは意思疎通であるということ。
直接仕事に携わる担当者と違い仲介役だけ担う営業担当は、依頼内容の深部まで理解できていないことが多く、依頼者の想いや考えを自分の言葉で伝えたり技術的な指示を的確にできなかったりする
また、メールでデータの受け渡しだけを担当しているため主体性に乏しく、依頼者の要求と食い違いが生じても的確に判断できず、結果的に依頼者を怒らせる原因につながる。
仕事を仲介する人間の数は極めて少ないほうが望ましく、仕事を引き受ける際には注意すべきポイントである。

「何でもできる」は「何もできない」 できないことは「できない」と言うべき

一度仕事を断れば二度と来なくなるから断れない
営業担当からよく耳にする言葉だが、できない仕事でもとりあえず請け負う営業の姿勢を時に疎ましく感じる。
本来仕事は儲けより熱意だと感じているが、現実的には会社存続のために儲けが先行するのも致し方ない。
しかし、詳しい知識もなく仕事を請け負い外部ブレーンに投げれば、結局トラブルに発展するか発注先と直接やり取りをしたほうが速いなど、仲介する営業担当の存在する意味が全く感じられなくなる。

儲け先行の考え方で外部
ブレーンや取引先に迷惑をかけないためにも、できない事は「できません」と言う勇気は必要だと感じている。
どうしても言えないのであれば、仲介せずすべてを任せるか、必要な勉強をして詳しくなってから引き受けるのが礼儀だろう。
仕事の仲介者といえども、ただ仕事ほしさに動くのではなく、情熱を持ってしっかり判断できる存在であってもらいたい。

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