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デザイナーの理想と現実

仕事はウソ偽りなく真剣・誠実に取り組む

デザイナーとしての理想は仕事を他人任せにせず自らの手で行うこと

フリーランスはできることに限りがあり、一度に多くの仕事を請け負ったり規模の大きな案件は一人ではできない。
若い頃と違い年齢を重ねると体力的に無理をすることが難しく、若い世代へ任せる勇気も必要なことは理解できるが、自らもデザイナーである以上、自分の頭で考えそれをデザインに反映させたい思いが強い。

事業の規模が大きくなるに連れ養うべき人間の数も増え、仕事の質より量を獲得すべきことも学んだが、その浅ましい獲得手法も知った。
仕事のあり方に正解はなく、それぞれの立場や状況に応じて多様性を尊重しなければならないが、ウソや偽りを持たず仕事に正直で誠実に向き合いたいと思う。

企業と個人事業では仕事や儲けに対する考え方が異なる

仕事を獲得する方法や考え方は、事業規模や組織の体質・戦略など様々な環境要素により違うため正解はない。
「年齢を重ねれば、仕事は誰かに任せるべきだ。」年を取れば立場も変わり無理も効きづらくなるため、自ら動かず下の者をうまく動かせという同年代からの言葉だ。
完全なフリーランスは一人でできる仕事の量にも限界があり、本来は外注してでも仕事の効率化を図り事業を拡大させるべきなのだろう。
しかし、デザイナーの立場としては、まるで代理店のように仕事の仲介を行い、自らは関わらず他人に仕事を任せて儲けることに意味を感じない。

ある程度の規模の会社であれば、社員やその家族を養うだけの儲けに加え、会社を健全に継続運営するだけの売上が必要なため、仲介でも少し無理をしてでも売上を上げようと、できる限り仕事の効率化を図り事業規模の拡大に努めるだろう。
フリーランスの中にも、将来的に事業規模の拡大を考える人や職人気質で儲けよりもこだわりを優先する人など、考え方は様々で自ら考えて答えを出す他ない。

ウソをついてでも仕事にありつくか?誠実さを貫くか?

とある会社の新規事業についてWebサイトを作成する打ち合わせの中で、仕事とは一体ナニモノなのかわからなくなった経験がある。
Webサイトの実績ページ内に、明らかにスペック不足で制作不可能な作業内容の掲載を依頼され、受注して作業ができるのか問うと「注文が来ても外部のデザイナーに頼めばいい」と、悪びれることなく即答した。

会社としてはどのような仕事でも欲しいのは理解できるし、一度「できません」と断れば機会損失につながり二度と仕事をもらえない危機感もわかるが、最初から外部へ依頼することを前提に注文を受ける手法に、個人的には感心できなかった。
仕事の依頼者にとっては、誰が作業を担当しても注文通り納品してくれれば問題ないのだろうが、あまりにも仕事への向き合い方が乱暴で誠意が感じられない考え方に感じた。

儲け優先の考え方よりできる仕事を丁寧確実にが大切

組織と個人ではすべてが根本的に異なり、組織に属する個々人によっても考え方は異なる。
フリーランスが仕事上で規模の違う会社組織との差別化を図るとすれば、自らの立ち位置を考えて仕事の量よりも質にこだわり、真摯に仕事と向き合う姿勢を持つことだろう。
近年は多様な働き方が増え、従来の考え方が必ずしも当てはまらず、客観的に自分を見つめた上で自分に合った仕事への向き合い方を自ら模索する必要がある

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