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デザイナーは芸術家とは一線を画す立場|ディーパーツ
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デザイナーの理想と現実

デザイナーは芸術家とは一線を画す立場

チラシ作成に不馴れなクライアントや担当者にこそ、意見を聞き出す努力が必要となる。

チラシを作成することに慣れていないクライアントに対し時々見かけるのが、自分の意見を得意気に話して意見を押し通そうとする「ゴリ押しデザイナー」の存在。いくら相手が不慣れであっても、デザイン費用を支払いチラシをデザインさせてもらうのだから、デザイナーとしてはクライアントの発言を最大限引き出し、最大限それを取り入れる努力が必要である。

我々のようにチラシやパンフレットなどを作成する商業デザイナーは、自分の感情や思いをキャンバスにぶつけ表現する芸術家とは違い、予め特定のターゲットが存在し、届けたい情報を的確に表現・発信して、結果的に集客や売り上げに繋げなければならない。芸術家でも人の依頼で制作することもあるだろうが、それほど機会は多くないだろう。これこそデザインが芸術とは違う部分であると感じている。

デザイナーの目的はクライアントの満足を得ることで、決して技術をひけらかすことではない。

デザイナーは常に制作費用を持つクライアントを親と考え、最終的な決定権やチラシ作成のイニシアチブを持たせる必要がある。お互いの考え方やプライドが邪魔して意見が交錯し、紛糾する事態に遭遇することもあるだろうが、そういう場合でも誰かの意見でまとめなければ終わりが見えない。あくまでもデザイナーは依頼される立場なので、最終的にはクライアントの意見を尊重すべきである。

例えばチラシをデザインする際、デザイナーが納得できない写真の表現や違う伝え方を提案しても、クライアントの見解で不必要と判断されればそれに準じる必要がある。全てに従うのではなく、相手の意見だと責任逃れをするわけでもないが、最終的な話し合いで不必要と判断されれば従うということが賢明だ。デザイン作業を円滑に進めるためにも、作業上の支柱は必ず必要になる。

自信が過信に代わらないように常に自制して、人の意見を深く聞けるデザイナーになる。

世の中には様々なデザイナーが存在し、どのスタイルが正しいと一概には言えないが、しっかりと目標を持ち最終形の姿を見据え、クライアントと試行錯誤しながらもゴールを目指すカタチが理想的だと感じる。キャリアを積むとこれまでの足跡や実績に自信を持つようになり、やがてそれが過信につながる瞬間が訪れるかも知れないが、芸術家ではなくデザイナーであることを常に心にとどめて仕事に取りかかる必要がある。

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