デザインの作成は神戸のディーパーツ

安心感か斬新さか広告の写真選びで変るデザイン

学習塾をはじめ学校関連の広告は、生徒の顔や生き生きと手を挙げている学生の写真を好んで使う。恐らく好感が持てる安定したイメージがそうさせるのだろうが、デザイナーとしてはイメージを打破したくなる。

安心感か斬新さか広告の写真選びで変るデザイン

こんなかっこいいチラシを見付けましたYO!
【記事公開日】2017/11/01

デザイナーが面白みを感じない部分も、消費者の観点からは問題視するに値しないことなのかも知れない。

電車内に掲示されている学校関係の広告を眺めながら思う。「結構な高確率で塾や学校などのチラシに使用される写真はベタなものが多い」と。老若男女誰が見ても学生に関連するものだろうと予想がつくので、安心感や安定感はある反面どのチラシを見ても差別化や面白みはない。アニメをモチーフにしたりオリジナルのイラストを使うなど、その状況を打破しようとする大手学習塾などもあるが、大きく差別化は図れる反面、関係者の間では賛否あるようだ。 学習塾のチラシは冬と夏終わりの時期に新聞折込でチラシが大量に入るが、デザイン的に見ればどれも同じものに見える。消費者である学生を持つ親とすればデザインよりも比較できる情報だけを見ているのかも知れないし、生徒の写真を使っていようが同じように見えようが、実績や内容がしっかりしていれば良いのかも知れない。消費者のニーズは様々なので、ザックリと大ざっぱに捉えて考えるしかない。 一般的によく使われる写真は、子供が手を上げている写真、真剣に問題を解いている子供の顔の写真などが多い。以前私が東京にある学習塾のチラシを作成した際は、他校との差別化で「不合格 者がこれだけいるんだ」ということを大々的に謳い、危機感を煽るようなデザインにしたことがある。当初から塾側の提案で不合格者に焦点を当てる感じの依頼を受けていたが、結果として今までにあまりない仕上がりになり、インパクトが強く差別化にも十分つながった。

デザインは伝える行為そのものであり、文字や写真などの素材は構成するための大切な役割がある。

チラシに使う写真選びはデザイナーの力量が問われる。例えば全面写真にするデザインなら、素人感覚では手を抜いたデザインに思えるのかも知れないが、使う写真ひとつで印象は大きく違ってくるので、イメージに合った最適な写真を選ぶには非常に時間を費やす作業である。 「デザイン」という言葉はあくまでも伝える手段であって、紙面上に文字や写真を上手く組み込む作業のことではない。だから、「うまいデザイン」という言葉には多少違和感を感じる。文字や写真は「伝えるための重要な要素」であり、非常に重要な役割を担っている。
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