Almost Monthly Recommendation Book
VOLUME.07
 [最新レビュー]
ナガオカケンメイの考え

Review

 書店に行って何かひと際気になる本がありました。一通りいろんな本を見て、さ〜帰ろうと思った瞬間に再び記憶が甦ってきました。買えということでしょう!そう思って早速読み進めていきました。ものづくりや発想のヒントが書かれてあり、それは主観的でなく押しつけがましいものでもありません。実際に著者の経験や体験などから発信されているものなのです。広告や情報を発信する業務に携わる人だけでなく、様々な業種に対しても当てはめられる内容になっていると思います。

   形式としては見開きの左側でそれぞれのテーマに対する文章があり、右側に図や表など考えのヒントが記載されています。だらだらと長い文章があるのではなく端的で非常に読みやすく構成されています。著者の高橋宣行氏は博報堂で制作コピーライター、制作ディレクター、制作部長を経て、制作グループ・マーケットデザインニュニットのオペレーションにあたった方で、読み進めていくうちに発想がすばらしい、視点がすばらしい、ワクワクさせる何かを持っている、そう感じさせられました。全体的な文体や表現も小難しい学者タイプではなく、平易で分かりやすくありながらも芯が通っていて鋭く繊細な感じがします。

   是非手にとってそれぞれの方に読んで欲しいのですが、特にPART2ではSTEP1〜4に分け、「知る」「想う」「創る」「動く」の各パートを事例などで表現しています。その中で、「創造力より、まず想像力」という言葉があります。夢を実現する力の前には必ず夢見るイメージが大切で、そこから仕事は始まるという考え方や、「創造とは破壊だ」という考え方などは実際に仕事を進めていくうちで忘れそうになる思想であり、非常に大切な考え方だと再確認させられました。

 詳しいことは読んで感じて下さい。どの様な本でも同じですが読んだ人それぞれ感じ方は違いますので、あまり役に立たないという人もいるでしょうし、バイブルとして本棚に常に置く人もいるでしょう。私個人としては仕事人としての心構えというか考えの持ち方などが身に付いたように感じました。