Almost Monthly Recommendation Book
VOLUME.05
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ナガオカケンメイの考え

Review

 以前NHK「トップランナー」に出演され、現在デザインとリサイクルを融合した新事業D&H DEPARTMENT PROJECTを運営・経営する、デザイナー兼社長の考える日々を綴っている書籍です。年度別に日記形式で進められおり、企業の経営・運営に対する考え方や人事的な問題など日々訪れる様々な事象に対する想いや気持ちの流れを綴っています。

   まず、わたし自身が「日記」に対して常に三日坊主で続かないので「日記」をつけ続けられる人を非常に尊敬します。未だどうすれば根気よく続けられるのかも分からず、つけては止め、止めてはつけで全く進みません。何にもない日など絶対に存在せず、その日々起こったチョットした出来事を「メモる」だけでも日記になるのですが、それさえも続かない。単に根気の問題でしょうか。
 さて、この本はそんな日々の出来事を綴った他人の日記をこっそりのぞき見ている様な感じで何だか楽しいです。文章的にも読みやすく、過去の日記などを読んでいるとそのころに社会的に起こった出来事などを思い出すこともできます。

   概して日記というものは非常に個人的なもので基本的に他人に見せるためのものではないため、超主観的で、自分を取り巻く環境を自分を真ん中に置いた状態で語られることが多いものです。本書籍に於いてもやはりそれらを端々に感じ取ることができます。人を選ぶときの選考方法や会社に対する考え方など「こうあるべきである」という述べ方がされている箇所があり、一瞬固執した表現にげんなりとさせられますが「日記」なんだということで乗り切ることができます。つまり、超個人的な「日記」という世界では唯一自分のルールで物事を進めることができ、それが主観的であろうが個人的見解であろうが全く問題が生じない。一応、最終的に出版し大衆の目に触れるということでその上に社会的なルールが適応されるとはいえ、「日記」という枠・ルールを守っているように感じられました。