
「お客様と共に成長する」こと、つまりお客様が想い描く理想に少しでも近づけるように、チラシなどのデザインでお手伝いすることが私の使命であり、その作成したデザインによりお客様が成功を感じる事ができれば、それが自らの成功にもつながるのだという考えかたです。
より多くデザインすることで得られる利益や経験は自分自身の生活や実力においても大切な要素のひとつですが、先ず第一にお客様の事業の成功を考えて共に歩むことこそが、デザインで生きていくための自らの力になるのだと考えています。
屋号の「ディーパーツ」とは、元々デジタルデータのパーツつまりチラシに必要な部品の作成を主にしていたことに由来しています。当初はチラシを作成するデザイナーではなく、主に不動産のチラシに掲載するための地図や間取りなど各部品の作成をしながらチラシのデザインもしていました。
現在では間取りや地図の作成は、ほとんどの場合中国や東南アジアなどのように労働力があり比較的物価が低い国々を中心に大量に作成される場合が多く、個人のデザイナーが手を出せる代物ではなくなり、自分でもチラシを作る時には間取りを中国の企業に依頼しています。
時代の移り変わりも早く、ソフト・ハード面共に進化について行くのが難しいですが、出来る限り必要な技術を選びながら新しいものを採り入れて、よりよいチラシ作りに活かしていければと考えています。
折り込みのチラシだけでなく店舗などに置かれてあるチラシは、従来の「デザイン」という概念を超えていろいろな視点からデザイン(伝えること)をするようになってきている。まさに「伝える」という本来のメッセージ性が感じられるチラシが多い。特に紙の質や厚み、素材、インクの種類や色など素材そのものをデザインとして使用することで、より多くを語ることなく感覚として伝えようとしているチラシが目立つ。
文字や写真などを元にデザイン(伝える)するチラシがこれまでの伝達方法の主流だったが、チラシという概念を通り越して素材そのもの、あるいはそれ自体のみでデザインしているのを目にするとその本質を感じさせられる。
ある種チラシを作成するににあたり現在の手法などは頭打ちになり、マンネリ化されてきている昨今において、今後はチラシや看板などの既存の媒体におけるデザインの手法とは全く違う一種の芸術的なセンスを持ち合わせたデザインのカタチになりつつあるのかもしれない。
一口にデザインと言っても、空間やWeb・チラシ・エディトリアル・パッケージに造形と様々な形状や媒体があります。それらに共通して言えるのは、そのものを通じ何か相手に伝えたいという明確な「情報」が常にあり、見る側に感じ方を任せる芸術的な作品などとは違うと考えています。
一般的にチラシの作成やWebデザインの「情報」には一部芸術的なものもありますが、ほとんどの場合は特定の情報を正しく相手に伝えられなければ意味がありません。チラシを見る人によって感じ方が多少異なることはあっても、大幅に違うようなことがあれば、それは伝え方が失敗していると同時に「デザイン」できていないということに他なりません。
メッセージが見る人に伝えられる訴求性のあるチラシにするには、まず情報をしっかりと把握してまとめなければなりません。それには制作者と依頼者がより深く話し合うことが必要です。
「より多くの人々が見やすく・分かり易く、情報をデザインして伝える」という作業こそが重要であるとチラシの作成を通して感じています。時々デザイナーや担当者・クライアントなどとお客様の間に少なからず内容やデザインに対する温度差を感じることがあります。作る側だけで「こんなチラシがいい」とか「この内容でチラシを作成したい」と試行錯誤しても、それを見るお客様が求めている情報と必ずしも制作者側の意図する情報が合うとは限らないのです。だから、デザインするということはマーケティングや調査だけではわからない「何か」があり、常に試行錯誤が必要であると思います。
時々見かける自分の意見だけを押し通そうとする「ゴリ押しデザイナー」。
チラシやその他の広告物は芸術家が手がけるような自分の思いをキャンバスにぶつける類のものではなく、必ず特定のクライアントがありターゲットが存在します。最終目標はクライアントを満足させターゲットに響くデザインを作成することになります。
我々チラシを制作する立場の人間は、制作費用を持っているクライアントを親として最終的な決定権と進行のイニシアチブを持たせなければなりません。当然お互いのプライドや意見が交錯して紛糾する事態に遭遇することもあるでしょう。しかしそういう場合でも、誰かの意見でまとめなければいつまでたっても仕上げることができません。あくまでも制作者は依頼されている立場であり、意見はあってもクライアントの決定権を重視しなければならないと思っています。
チラシを作成するにあたっては、制作者が納得いかない写真の撮り直しや文章の表現・伝え方を提案したとしてもクライアントの見解で不必要と判断された場合にはそれに従います。イエスマンということではなく、責任逃れでもない。芸術家とは違う商業デザインの世界では最終的に親は依頼者だということです。
D-parts(ディーパーツ)
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